雪雲にけむる犬越路から大室山の稜線を眺めています。春になると樹木の葉で見えなかった大室山が葉を落とした木々の間から見ることが出来るのは、この季節だけでしょう。大室山のゆったりとした山頂は、ぶなの木々で覆われています。稜線が手前に下って一番下がった所が、犬越路と言う峠です。昔、武田軍が犬を先頭に、この峠を越えて北条軍と対峙したという話があります。現在は、この峠近くに立派な避難小屋が建てられ遭難予防に役立っています。
雪の大室山を望む