球形ランプを制作したいと考えていました。球形にガラスを曲げて作るには高熱に耐える型が必要ですが中々希望の大きさの形が見つかりません。その時は、以前使ったファイバーウエットフェルトを使ってガラスを載せる型を制作します。ドイトに行って手ごろな発泡スチロールの球体を購入。早速工房でウエットフェルトをはさみでカット、球体の上に載せて球面に手でなじませます。しわの出る四隅には切り欠きを入れてしわがよらないようにしながらドライヤーで乾かしていきます。

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3時間ほど掛かって4個の型を制作しました。球体発泡スチロールを固定するには植木鉢が使いやすいです。やがてこの植木鉢も別の型を制作する時役立ちそうです。ウエットフェルトは、グラスファイバーで出来ていますので素手で触っていると後でちくちくしますので薄いビニール手袋をして制作した方が安心です。ウエットフェルトの型が硬くなりましたら、電気炉で空焼きをします。

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次に球体になる為の型紙の制作です。直径は1cm大きくとってコンパスと分度器を使って実寸法を割り出していきます。久しぶりの数学計算・・各辺の寸法を確認しながら計算・・・図面にポイントを記入して最後にポイントを鉛筆でつなげて型紙が出来上がりました。

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