26日から山中2泊3日の強行日程でかねてから気になっていた親不知海岸まで歩く栂海新道を歩いて来ました。約48Kmの登山道は、終って見れば自分の体力の限界・・足の疲れと膝の痛みに耐えながらの縦走でした。
25日夕方自宅を出発・・夜、栂池高原に到着。駐車場で仮眠。26日、8時のロープウエーに乗って快晴の空をみながら気分は高揚・・終点の栂池自然園から歩きだす。

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暑い日差しの中、乗鞍岳まで登って来ると空は曇って視界が悪くなって来た。岩だらけの登山道を白馬大池まで歩くとそこから先に行く登山者は少なくなって来る。

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白馬岳に向かう分岐、三国境で自分が向かう雪倉岳方面の登山者は私1人だけだった。16時20分雪倉岳避難小屋に着いた。本来なら後4時間歩けば朝日小屋が有るのでが、今回は避難小屋にお世話になる事にした。勿論無人の小屋で私1人だけ。。ところが夜8時頃になって若い登山者が入ってきてびっくり・・。話しをすると東京の大学生・・ワンゲル部の学生で私と同じルートを歩くとのことでした。

20130830-B 雪倉岳避難小屋.jpg

27日、夜降っていた雨が幸運にも止んで5時出発出来た。薄暗い中、雪倉岳を通過、長い下りと草原の中を歩いて行く

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やがて朝日小屋が見える分岐点に到着。水谷のコルというきれいな草原地帯です。

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ここから整備中の登山道を登って以前も来たことのある朝日岳山頂に10時20分到着

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山頂で一休みしてから黒岩山を目指す。途中もお花畑や地糖のある草原を歩いたり素晴らしい風景が広がっていました。黒岩山を過ぎ幾つかのピークを越え17時、栂海山荘に到着。無人の小屋ですがこのコースのポイントとなる小屋なので6人ほどの登山者が居ました。

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28日、まだ暗い4時30分ヘッドライトを付けて出発。夜明けまで慎重に歩き、幾つかのピークを越えてひたすら海抜0mをめざす。登山道は滑り易い下り坂・・木の根っこに足を取られないようにくだって行く。周囲は樹林が多くなって見通しも悪くおまけに蒸し暑くなって最悪・・

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14時過ぎとうとう国道8号線に出た。国道を横切って長い階段を下って日本海の波が打ち寄せている海岸に出た。自己満足ながら遂に歩いた。。という満足感と、足の痛みで無事縦走が終った事が嬉しかった

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